本紹介

2011年5月16日 (月)

本紹介:「ICT教育 100の実践・実例集」(中川一史監修、フォーラム・A発行)

11051650_3「デジカメ・パソコン・大型テレビ・電子黒板などを使った、今すぐ始められるICT教育」をテーマに、いろいろなアイデアやノウハウが100の事例としてまとめられています。

「電子黒板の活用方法」「アナログ教材とデジタル教材を効果的に組み合わせるには」「少ない予算で効果的なICT教育を行うためには」「少ない機器を校内でうまく共有するには」「校内研修の方法」など、日々の実践にすぐに役立つアイデアが満載です。

プロローグは、ICT活用の全般的な状況や留意点などについての総論、第1章は、授業でのICT活用の工夫について、「教科学習での活用の工夫」「学級指導や学校行事での工夫」「日常化への工夫」「工具の工夫」「授業改善への活用」の5つのジャンルに分けて50の事例が示されています。また、第2章では、校内でのICT環境の工夫について、「具材や周辺機器に関する工夫」「教材に関する工夫」「設置場所に関する工夫」「決まりに関する工夫」「人の動きに関する工夫」「イベントに関する工夫」の6つのジャンルに分けて50の事例が示されています。

100の事例は、1事例あたり見開き2ページでまとめられおり、それぞれ「ねらい・効果」「ここがいい!」「理解を深めるために」という項目で構成されています。写真やイラストで具体的に示されているので、分かりやすく実用的。授業をされる先生方はもちろん、学校の経営に携わっておられる校長先生や管理職の方、そして教育委員会・教育センターの先生方にもぜひ読んでいただきたい実践・実例集です。

(5月16日現在、発行元のフォーラム・AのHPには掲載されていませんが、Amazonからは購入できます。価格は¥2,520です。)

(文責:JAPET第3プロジェクト 関 幸一)

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2011年2月16日 (水)

本紹介:「熟議」で日本の教育を変える(鈴木寛著、小学館刊)

Image001_2 「熟議」という言葉が動き出しました。文部科学副大臣の鈴木寛氏が創り出した言葉です。
 昨年11月27日の、リアル熟議「グローバル社会を生きる人材育成と学校教育」に参加しました。このときの鈴木寛文部科学副大臣の熱心なアピールに感動した記憶があります。

 この本の「はじめに」には、「今こそ歴史を作るチャンスです。」と書いてあります。
 また、アラン・ケイの「未来を予想する最大の方法は、自らがそれを創り出すことだ」という言葉を紹介しています。すなわち、「熟議」に参加し発言することで、「一緒に歴史を創って行こう!」と呼びかけているのです。

「目次」紹介
・はじめに
・序章:若者たちの志塾が歴史を創る
・第1章:ボランティアとインターネットと若者塾
・第2章:コミュニティ・スクールと地域再生
・第3章:熟議とマスメディア
・第4章:明治維新から学ぶ新しい教育
・第5章:学びのイノベーションで人材を育てる
・終章:日本の教育改革政策の展望

 なお、「終章:日本の教育改革政策の展望」には、「教科書・教材のデジタル化」の項があり、「教科にもよりますが、デジタル教育コンテンツの開発を充実すべきと考えています」との自論を展開されています。

 文部科学省の文科省政策創造エンジン 熟議カケアイのページの中には、今まで実施された【リアル熟議】全国リアル熟議実施結果・予定一覧が掲載されています。
ぜひ、みなさんとリアル熟議の会場でお会いしたいものです。そして、一緒に歴史を創っていきましょう!

(文責:JAPET第3プロジェクト 関 幸一)

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2011年2月 3日 (木)

本紹介:電子黒板・デジタル教材活用事例集(赤堀侃司編集、教育開発研究所刊)

11013020 編集をされた赤堀侃司先生は、この本の中で「現在の教師の指導力を、分かる授業づくりから、子どもたち自身が学び創る授業に変える必要がある。それは、デジタル教材や電子黒板やデジタル教科書を使えば、さらに効果的に実現することができる」と書かれています。


[本書の概要]
-新教育課程にいかす電子黒板とデジタル教材の最新活用事例集
-拡大表示・書き込み・タッチ操作等 電子黒板の特徴をフル活用
-視線集中、速記性、柔軟性などの効果で学びが広がり、深まる
-従来の黒板との使い分け、ノートやワークシートとの併用など明示
-思考力・表現力を高める小学校・中学校の活用事例を多彩に紹介

 本書の構成は、
●はじめに 赤堀侃司(白鴎大)
●Ⅰ部 基本的課題
●Ⅱ部 実践事例
1章 小学校における電子黒板・デジタル教材の活用
2章 中学校における電子黒板・デジタル教材の活用
3章 電子黒板・デジタル教材活用のための研修
●Ⅲ部 Q&Aで考える「電子黒板・デジタル教材の活用」       
となっています。

 校種別・教科別の実践事例だけでなく、基本的課題のまとめや「電子黒板・デジタル教材の活用」のQ&Aを掲載されている本書は、授業者の先生方だけでなく校長先生や管理職の方にもおすすめの本です。

目次と執筆者の一覧は⇒こちらをご覧ください。

(文責:JAPET第3プロジェクト 関 幸一)

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2011年1月 6日 (木)

本紹介:『デジタル脳』が日本を救う―21世紀の開国論(安西祐一郎著、講談社刊)

74_2 「デジタル教科書」が話題になっていますが、「デジタル教育は日本を滅ぼす」とか、「デジタル教育は日本を救う」とか、「デジタルと教育」についての議論も社会現象になっています。ある人に薦められて「『デジタル脳』が日本を救う―21世紀の開国論」(安西祐一郎著、講談社)をネットで購入して読んでみました。
 著者の安西祐一郎氏は慶應義塾前塾長で、現在は文部科学省参与、中央教育審議会大学分科会長などを務めています。

 『1990年代半ば、インターネットが商用化されて・・・。これが、経済だけでなく社会の仕組みや思考のしかたを根本から変える「デジタル革命」のはじまりだった』という序章ではじまります。

【序章:デジタルとネットが世界を動かす】で著者はこの本の目的を三つあげています。
①ネット世代のもつよさと可能性をわかりやすく伝えること
②デジタル革命の内容と社会のインパクトについて、わかりやすく述べること
③ネット世代の教育をどうすればよいか、わかりやすく語ること

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2010年11月 4日 (木)

本紹介:「電子黒板が創る学びの未来」―新学習指導要領 習得・活用・探究型学習に役立つ事例50

10110196昨年度、補正予算によって急激にたくさんの電子黒板が学校に導入されましたが「どのように活用したらよいかわからない」という先生方もいらっしゃるかもしれません。そのような先生方に、ぜひ読んでいただきたい本です。
また、今後導入を検討している自治体の関係者や学校の先生方にも非常に参考になることでしょう。
この本では下記のように、新学習指導要領に対応した3つの型に分類された50の事例が、学習の活用シーンを中心にまとめられています。
【習得型】知識・理解:基本スキル(22事例)
【活用型】情報活用能力:表現力・思考力・判断力(16事例)
【探究型】意欲・関心:知的好奇心・学びのおもしろさ体験(12事例)

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2010年10月21日 (木)

本紹介:「iPadで教育が変わる」(矢野耕平著、マイコミ新書)

 著者は、iPadや情報通信技術(ICT)を活用した教育、デジタル教科書をめぐる現在の教育業界の動きを明らかにしつつ、最終的にiPadやデジタル教科書によって、教育がどのように変化していくのか、その未来像を明らかにしていきます。

10101817第一章 教育業界デジタル化最前線
第二章 電子化に懐疑的な人々
第三章 iPadで変わる教育、変わらない教育
第四章 iPadの特性を生かすための教育法
第五章 iPadで授業をやってみた
第六章 iPadで未来の教育はこう変わる

 「中学受験を専門に指導する塾教師」という著者は、実際にiPadを活用した実験授業までやってみたのです。そして、「デジタル端末の授業導入によって、教員個人が有している力量が一層試されることになるのだ」と言い切っています。

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2010年10月12日 (火)

本紹介:「電子黒板で授業が変わる」(清水康敬編著、高陵社書店)

101011062009年度補正予算において、文部科学省は「学校ICT環境整備事業」を盛り込みました。
文部科学省の「平成21年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」によると、「電子黒板」は全国の小中高校で約5万6000台(今年3月時点)導入され、前年に比べて約3.4倍になったとのことです。
また、「電子黒板は学校ICT化の中核である」と言われています。(ご参考:「電子黒板・学校ICT化の将来展望」-インプレスR&D-)

そこで、このブログ初の‘本紹介’に清水康敬先生(東京工業大学 監事・名誉教授)が2006年11月に書かれた「電子黒板で授業が変わる」を取り上げました。
電子黒板に関する本としては、まずこの本を読んで欲しいと思います。
執筆者は他に、佐藤幸江、向井浩二、上原永護、金井信夫、毛利靖、丸田峰登、藤井弘之、市倉茂雄、高畠勇二、小山茂喜、原勝己、武田粛、敦見和徳、河内美智、佐藤義弘、神田哲雄。(敬称略)
「電子黒板を活用した授業」の先駆者たちが名を連ねています。

編著者の清水康敬先生は早くから視察団を率いて英国・米国・カナダなどの電子黒板先進国の授業を見学され、「ITを活用した実証授業における指導の効果に関する総合的分析評価」等を記されるなど実践の分析・検証もされています。

この本の中で清水康敬先生は、この本を読んで欲しい人として次の方々を挙げられています。
①黒板を使ってよい授業をされておられる先生
②コンピュータやインターネットを活用した授業をされておられる先生
③学校の校長先生、教頭先生
④教育委員会や教育センターの関係者、指導主事、教員研修の関係者
⑤教育予算を扱っておられる地方行政の担当者
⑥生涯学習、企業内教育の関係者
⑦その他、先進的な教育を考えておられる者

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