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2016年8月16日 (火)

工夫を凝らしたタブレット一人一台の 環境下での授業実践 ~千葉大学教育学部附属中学校~

千葉大学教育学部附属中学校での数学の授業におけるタブレット活用を見学してきました。同校は、3年間を通して、ICT支援員に頼らず、費用対効果及び労力対効果の視点から1人1台タブレット端末を所有することが有効か、検証しています。

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教室に入ると生徒達の机上には黒・白・赤・青様々な色のタブレットが置かれています。
タブレットは個人の所有物になるので、ケースも各自で好きな色のものを使っているようです。
実際に操作する場面では机に置いて使う人や
タブレットを縦に置き操作する生徒や、スマートフォンを操作するように両手で操作をしている生徒もいます。
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【試行錯誤を何度でも。イメージしづらい証明問題を見える化】

授業ではどのようにタブレットを活用しているのでしょうか。
安藤 和弥教諭による2年・数学「証明を振り返り、条件を変えた場合の証明を考えてみよう」の授業を見てみましょう。ここでは、図形の性質を証明した後で、正方形を長方形やひし形、平行四辺形に変えても同じ結論を導けることを学ぶために、タブレットを使って個々の思考を促すことにチャレンジしていました。
「本時では電子黒板・タブレット・協働学習支援ソフトを活用しました。課題を生徒のタブレットに一斉配布して、各々ここはと思う箇所にマーカーをつけて電子黒板に送り返すことを実施しました。活用分割や比較表示などを使ってどこに着目したかがすぐにクラス全体で共有できるのがICTの魅力」と安藤教諭。
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課題をタブレットに一斉配信。

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生徒から転送された画面を比較。

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安藤 和弥教諭

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作図ツールでイメージしやすく

授業での工夫は、点を動かしたり形を変えたりといった紙上では困難な数学的活動が可能な作図ツールを活用したこと。紙だと書いては消すことに時間をとられるが、タブレットを使えば容易に何度も試行錯誤ができることを挙げ、「特になかなか考えが思いつかない子も、とりあえず動かしてみることで、紙では気づかなかった考えが生まれる場合があります」と、読むだけではイメージしづらい「証明」を、視覚的に捉えるタブレット活用の効果を強調されていました。
 但し、最初からタブレットに頼るのではなく、まずは自分で考えてみてからタブレットを使うなど、デジタルとアナログの使い分けが重要と指摘。その上で、「問題解決へのアシストをもたらすこれらのツールが生徒たちの理解の定着につながるよう、さらに効果的な活用方法を模索していきたい」と安藤教諭は抱負を語ってくれました。
※同校では、平成29年2月10日(金)13:00~16:30に一人一台タブレット端末を使った「ICT授業研究会」を実施する予定です。

もう1つの授業での工夫は、点を動かしたり形を変えたりといった紙上では困難な数学的活動が可能な作図ツールを活用したこと。紙だと書いては消すことに時間をとられるが、タブレットを使えば容易に何度も試行錯誤ができることを挙げ、「特になかなか考えが思いつかない子も、とりあえず動かしてみることで、紙では気づかなかった考えが生まれる場合があります」と、読むだけではイメージしづらい「証明」を、視覚的に捉えるタブレット活用の効果を強調されていました。
 但し、最初からタブレットに頼るのではなく、まずは自分で考えてみてからタブレットを使うなど、デジタルとアナログの使い分けが重要と指摘。その上で、「問題解決へのアシストをもたらすこれらのツールが生徒たちの理解の定着につながるよう、さらに効果的な活用方法を模索していきたいですね」と安藤教諭は抱負を語ってくれました。

授業研究会のお知らせ
一人一台タブレット端末を使った「ICT授業研究会」
平成29年2月10日(金)13:00~16:30

≪第3プロジェクト パイオニアVC㈱ 泉田 由希子≫

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