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2014年10月21日 (火)

【第38回メディア教育研究会(横浜) ~「授業記録を読む」をテーマに~】

7月18日、第38回メディア教育研究会(横浜)は、緑園都市のフェリス女学院大学にて開催されました。
今回のテーマは「授業記録を読む」。横浜国立大学教育人間科学部附属横浜小学校の大滝文平先生の提案でした。

大滝先生が実践された小学6年生社会の授業の様子を、子ども達の発言記録や映像資料で見せていただきました。映像には、誰もが我先にと発言権を求める積極的な姿や、クラスメイトの発言中は黙って聴く姿勢がリアルに映っていました。
大滝先生の授業づくりでは、「お・か・し・つ・く・り」を大切にしているそうです。
 「お」「おやっ」という疑問を社会的事実から持つこと
 「か」その疑問について自分なりの考えを持つこと、「仮説」
 「し」その考えについて、進んで「しらべよう」とすること
 「つ」調べたことを授業画面で「つたえよう」とすること
 「く」「お」~「つ」までのことを「くりかえし」問い続けること
 「り」この学び方が社会的見解を広げる「りっぱな」社会人を形成すること
また、「ノートには自分の考えをまとめる為に向かわせ、板書の写しはさせない(後からプリントで配布)。次回授業の学習について子ども達は事前に自分で資料を作成し、授業の好きなタイミングで配ってよい」など実践されているとのことで、これらは普段の授業でも、クラスの定番になりつつあるとの事でした。
子ども達の発言量と質、調べる力、事実をもとに考える力、そして友達の発言に対する反応力の高さに会場では驚きの声があがりました。一方で、子ども達の学びたかった「事実に対する探求」と、大滝先生が学ばせたかった「情意的な学び」に差異が生まれた事が指摘されました。「事実探求」と「情意的学び」はどちらも指導要項ではあるものの両立は難しいテーマであり、そのコントロールの是非や方法についてディスカッションタイムは盛り上がりました。ネットなどの資料の豊富さがより一層事実探求を促しているのでは、という意見がありました。
中川一史先生によるまとめでは、「大瀧先生の授業は問題解決学習の形になっていて、これには思考の可視化が重要になってくる。音声だけだと形に残らず、ついて来られない子どもも出てくるので、例えば自分の意見の位置づけを変えた時に、それが周りにも理解しやすい形で見えるのが大事。また教師は子ども達に対し、論点の整理や助言をする時、どう向き合わせるかが大切です」と指摘されました。

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