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2012年3月 5日 (月)

CEC成果発表会特別講演:「ゾウの時間、ネズミの時間、コンピュータの時間」

台場近くの東京国際交流館(東京都江東区)で開催されたコンピュータ教育開発センター(CEC)主催の「教育の情報化推進フォーラム」に参加しました。
テーマは、「多様化するICT環境で学び合おう」です。

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本川達雄教授の特別講演を紹介します。(一部、配布資料より抜粋)
日頃、「教育の情報化」にかかわっているみなさんに読んでいただきたいお話でした。

12030205特別講演:「ゾウの時間、ネズミの時間、コンピュータの時間」
東京工業大学生命理工学研究科)本川達雄教授

人間の心臓の拍動はおよそ1秒ですが、ハツカネズミは0.1秒、ゾウは3秒です。動物の時間は大きいほどゆっくりになるのです。

エネルギーを使うと時間が速く進み。エネルギーを使わないと時間は止まる(冬眠)。
体重あたりの消費エネルギーはこの時間と比例することがわかったのです。つまり、生きているペースが速いものほどエネルギーをたくさん使うのです。

文明生活はとても速く便利になったのですが、はたしてそれは人間本来のペースにみあったものなんでしょうか?

大変豊かで便利な世の中になった割には、みんなが不機嫌な顔をしているのは、身体も精神も、時間に追いまくられて疲れはてているからではないでしょうか?

コンピュータは時間加速装置と見ることができます。
いまさらコンピュータの無い社会に戻るわけにはいかないでしょうが、コンピュータとの賢い付き合い方を考えることは、是非とも必要です。
とくに子供たちは成長途上にあるのですから、身体も精神も健全に成長させる上で、どのような時間環境に置くべきかは、よく考えなければなりません。

◆関連URL(日本電子計算機株式会社の広報誌:JECC NEWS
「ゾウの時間・ネズミの時間・コンピュータの時間」[第1回]
「ゾウの時間・ネズミの時間・コンピュータの時間」[第2回]
◆参考文献:「ゾウの時間・ネズミの時間ーサイズの生物学」(中公新書)


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忙しいことを自慢げに語っている自分がいる。そして、2歳にしてiPadを使いこなしている孫のことを自慢している自分がいる。

本川先生の講演を聴いて、「もっとゆったりと流れる時間の中に身を置きたい!」と思いました。
たとえば、「ライブを聞きにいっている時」「動物園で子供たちを相手に、ゾウの紙芝居をしている時」そして「孫とお散歩している時」です。
それがもうすぐ65歳になる私にふさわしい時間の過ごし方ではないかと、気づかされた講演でした。

<報告:JAPET第3プロジェクトメンバー 関 幸一>

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コメント

ごぶさたしてます。最後の言葉・・・身にしみます。(^^`

投稿: まもる | 2012年3月 6日 (火) 10時11分

まもるさん:
ごぶさたしています。
先日、お誕生日だったんですね。でも、私より5つほどお若い(^_^)
お互いに、「人生を楽しみましょう!」

投稿: 関 幸一 | 2012年3月 6日 (火) 10時26分

この欄で、申し上げるのも何なんですが、土曜日に一回り以上若い同僚の通夜に参列しました。心臓麻痺だったそうです。本当に若い死。心臓は何時かは止まり終焉を迎えます。だからこそ、今が大事なのだとつくづく思います。それが、突然ならなおさら。関さんが、ゆったりとした時間の大事さ、人生を楽しむ姿勢を描かれてます。同感です。

投稿: 平九朗 | 2012年3月 6日 (火) 12時35分

平九朗さん:「ゆったりと人間らしく過ごすべきだ!」とは書いているのですが、現実はアクセクしています。(^_^)
でも、このことに気付いたことは進歩かもしれませんネ。頑張ります。

投稿: 関 幸一 | 2012年3月 6日 (火) 13時01分

「時間は環境で、今は時間環境が破壊されている」という指摘は納得です。ただ、どのようにして時間環境を守れば良いのかが、難しいですね。単にゆっくりするということでは、一時的なもので、外からの圧力に対抗できませんので。
もちろんGTDと言われるToDoリストを作り、計画的な行動を取る仕組みに忠実に生きるということは必須でしょう。しかしそれだけでは足らないように思います。

投稿: 津田正顕 | 2012年3月13日 (火) 10時37分

津田さん:私も仕事関係ではToDoリストを作ったりしていますが、かえって些細なことを忘れることができず、忙しくしてしまう原因になっているような気がします。

人生をゆったりと生きるには、記録に頼らない生き方の方がいいように思います。
いかがでしょうか。

投稿: 関 幸一 | 2012年5月25日 (金) 17時31分

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